ダイハツの軽自動車 快適大人気1BOXの先駆け L350S タント
コチラはまだスライドドアが採用される前のタイプです。10年以上前の型ですがまだまだ街中で見かけるタイプですね。
さて今回の修理は ヒーターが効かない 寒い です。
冷房~暖房にツマミを動かしても冷たい空気のまま。肌寒くなってきたこの時期に気が付くことが多いですね。
左の温度調整ツマミを・・
暖かい方に全部回して FULL HOT
にしても・・・・・
吹き出し口温度が12度より上がりません。
もちろんエンジンの暖機は済んでいます。
これでは寒いですね。
ここでヒーターの熱源について簡単にご説明します。
ヒーターの熱源はこのタントの場合はエンジンの冷却水の熱を利用しています。
熱いエンジンを冷やすために冷却水はエンジンの中をグルグルと巡回しています。
エンジンの熱をたっぷり取り込んだ冷却水は約90℃~100℃程度の温水になります。
この温水を室内に取り込みヒーターの熱源として利用しています。
この機能考えた人はすごいですよね!エンジンを冷やした熱で室内を温めるなんてとても無駄がないシステムですよね!
さて、その室内の熱源を管理している部分がここです。
サイドブレーキの脇
白い板状のレバーがその部分です。
点検するのに良く見えないので、サイドブレーキやパネル類を外します。
熱源を管理している部品を外しました。
この部品が悪さをしているようです。
余計な部品がなくなり 白いレバーが良く見えるようになりました。
このレバーの向きは「 冷房 」の時の向きです。
この状態ならレバーは手で動かせますので、暖房方向へ動かしてみます
↑ この向きから
↓ この向きへ
これで暖房が効く予定です。
早速、吹き出し口の温度を測定してみましょう
ぐんぐん温度が上がって温かい風が出てきます。
早速新品のサーボを取り寄せて取り付けました。
温度調整も自動で行ってくれています^^
これで寒くない車になりました^^ 良かったー^^
サイドブレーキも取り付けて作動点検して完了です。
当店ではこのような仕事をしています。
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