お世話になっております。
さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ です。
「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。
日産 ムラーノ 水漏れ 修理です
インスタでは事例に載らない動画等あげてます
水漏れ修理のお車です。
ガソリンスタンドで給油した際にエンジンルームを見た店員さんに
「水漏れしてるようです、車屋で点検をした方がよろしいかもしれません」とご入庫です。
早速エンジンルームを拝見させていただきます。
- エンジンルーム
- ご指摘の場所
エンジンルーム内のご指摘の場所は
ラジエターアッパーホースのジョイント部分です。
一見何もなっていないようですが、コレあまりよくないです。
画像だとわかりにくいのですが、赤丸部分は冷却水がジワリジワリと滲んだ形跡があります。それと同時にホース部分が少し太く膨らんでいるような感じがします。
現時点では「水漏れ」と呼べる状態ではありませんが、
やはりこの状態はあまりよくないんです。
ホースを外すとジョイント部分はだいたいすごい事になっていることが多いです。
今後悪化していくかもしれない事や
比較的安価な修理であること。年式、使用環境など考慮して修理作業をご提案させていただきました。
なぜあまりよくない状態なのか。次の画像でお分かりいただけると思います。
ホースを引き抜いていく画像です。
ホースとジョイント部分の見えなかった部分が見えてきます。
- クランプを外して
- ホースを抜きました
見えなかった部分が見えてきました。
アルミ製のジョイント部分にびっしりとついた
薄緑色の塊?カス?
色からするとどうやら元は「冷却水だったもの」だったんでしょうね。
冷却水の漏れや滲みのある所はこうなっていることが多いですね。
詳しい事はわかりませんが、ジョイント部分の金属とホースの間に固形物がどんどん蓄積されていきます。
ホースは固形物が蓄積されることにより内側からおされてどんどん太くなっていきます。
逆にアルミ製のジョイント部分は浸食?腐食?が進みどんどん肉薄になっていきます。
肉薄になっていくのが進んでいくと穴が開くことも。そうなったらジョイント部も交換です。
これが先述の「あまりよくない状態」の理由です。
一見、「冷却水の滲み」で緊急性のない状態に見えますが、早めの整備を要す状態だったわけです。
早めに対処すれば、ホース交換のみの修理で完了しますが、穴が開くほど進んでしまっているとジョイント部も交換になり費用も多くかかってしまいます。
早速整備を続けていきます。
この固形物を除去しホースを取り付けていく作業です。
削り取っていきます
キレイになりました^^今回はジョイント部の腐食度合いもあまり進んでおらず、再使用できました。
新品のホースを取り付けて冷却水を補充。水漏れのない事を確認して完了です。
今回の作業事例は最近のお車ではなかなかお目にかかることがなくなりました。ジョイント部分が樹脂製のお車が増えてからこのような事例が減ったように思います。
自分自身、この作業をして初心に帰った気がします。
限りある時間の中で多くの仕事をこなさなければならない事も増えてきました。
毎日続ける仕事の中でつい流れ作業のようになっている部分もあるかもしれないと振りかえることが出来た修理作業でした。
ありがとうございました。
柏木
おまけ
交換したホースの新旧比較です。
左の古いホースはかなり拡張されちゃってますね。
これだけ不純物が蓄積されていたということですね。