さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ です。
「オートサービスコヤマでできる事」 や
「日々の仕事」をマイペースでアップしていきたいと思います。
少しでも当店の事を知っていただけたら幸いです。
今回は
エンジン不調 チェックランプが点灯した
修理です。
その前に別の作業動画のご紹介もさせてください
こんな動画をマイペースで上げてますこちらもよろしくお願いします
では、早速お車を診ていきますよ
お車は 日産のセレナ ベストセラーのC25です。
発売からもう15年以上経過している車ですが、まだまだ沢山走っている車種ですね。
症状としては
・エンジンチェックランプ 警告灯が点灯している
・エンジンもブルブルしていて調子が悪い
・加速が悪い
・エンジンが止まりそうになる
・前兆はなく突然発症
です。
症状は継続して発症している事とエンジンのチェックランプがついているので、何かしらのエラーは出ている事だと推測できますので、故障診断は難しくないだろうと思っていました。この時は。
早速、診断機を接続してエラーコードを読み取りしていきます。
表示されたコードは
診断結果は
「複数シリンダーミスファイヤ」
です。
このエンジンは4気筒です、何らかの原因で4気筒のうちの複数が失火(ちゃんと爆発してない)してますよという表示です。
車種によっては、各気筒に番号が振ってあり、「〇番気筒が失火」と気筒を確定して表示してくれるのですが、こちらの車種は気筒の表示は無いようです。
「失火」の修理の場合はまず点検するのは「スパークプラグ」「IGコイル」という部品です。
まずはこの2点を点検していきます。
スパークプラグを点検するには、インテークマニホールドを外す必要があります。ここが少しネックです。
インテークマニホールドを外しました。
エンジンの吸入口が見えますね。この先にすぐインテークバルブがあります。ゴミが入らないように気を付けます。
スパークプラグが外れました。
こちらがスパークプラグです。
ギャップは少し広いように見えますが、走行距離17万kmオーバーのお車ですので、メンテの意味も兼ねて今回は4本共に交換です。
さてここまではいいのですが、次に怪しい部品の
イグニッションコイル
です。
目視の点検では時に火花リークの痕跡もなく配線の接続状態も異常ナシでした。
走行距離もありますし、イグニッションコイルを4個すべて交換することが望ましいです、工賃もまとめて交換した方が安いですしね。
修理の流れとしては
スパークプラグ4本
イグニッションコイル4本
を
交換後、異常なエラーが出るのか出ないのか。
いう流れになります。
これがイグニッションコイルです
スパークプラグに火花を送り出す役目をしています。
交換後はエンジンのチェックランプは消え
とても快調になりました。
ありがとうございました^^
これがチェックランプです。
あとがき
今回の修理ではいつもと違うところがございます。
それはどの部品が悪かったのか確定していないところです。
何とかイグニッションコイルの単体点検もしたいのですが、ここでネ
ックになるのがインテークマニホールドの脱着です。
イグニッションコイルやスパークプラグの単体点検は通常エンジンをかけながら行うのですが、こちらのお車はインテーマニホールドを外しているためにエンジンをかける事が出来ません。
コイル点検のセッティングして、エンジンがかかる状態にしてイグニッションコイルやスパークプラグの単体点検を行うことは可能です。
4気筒あるので多くても8回インテークマニホールドの脱着をすれば出来ます。
ここからは考え方にもよると思いますが、私はそこまで時間と車への作業負担をかけて得られる情報にあまりメリットを感じないと考えています。
ですので、こういったお車の場合はイグニッションコイルの全数交換をお勧めしています。
すべてのお車にそうお勧めしているわけではございません、作業全体を考えてご提案しております。
よろしくお願いいたします。