お世話になっております。
さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ です。
「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。
日産 軽バン クリッパー
エンジン かからない 始動不能 です。
インスタでは事例に載らない動画等あげてます
日産の軽貨物 クリッパーバン
エンジンがかからない 故障で レッカー搬送されてきました。
鍵をひねってもうんともすんともいわずエンジンがかからないという症状です。
バッテリーは二日前に新品に交換したそうです。
電圧もバッチリあり問題はなさそうです。
ターミナルの接触も問題なし
ライトも明るく点灯しメーターのパイロットランプもしっかり点いてます。
セルモーターのスターター信号もばっちりです
入庫時に車上でセルモーターの簡易点検しましたが反応なしでした。
セルモーターを脱着して点検しました。
これですね。
ピニオンギヤが出たままになっています。
これはいい状態ではありません。
奥が良品のセルモーターです。
- ピニオンギヤの異常な位置
- ピニオンギヤの正しい位置
比べていただけるとお分かりいただけると思います。
古い方のギヤ、新しいものと比べるとギヤが上まで上がってますよね。
これイケナイ状態なんです。
セルモーターのピニオンギヤは常に新しいセルモーターのように半分隠れている状態でなければならないのです。
(※以下はわかりやすくしたいので簡単な説明です。厳密にいうと少し違います)
セルモーターはこの状態で待機していてエンジンをかけるときのみギヤが上にスライドして出てエンジンのフライホイールのリングギヤに噛み合います。
その後セルモーターの回転でフライホイールを回転させてエンジンを始動します。
エンジンがかかった後、スライドしたピニオンギヤは待機位置まで戻りフライホイールのリングギヤから離れます。
セルモーターの回転数はエンジンのアイドリングの回転数にも満たない回転数しか出ません。
エンジンの回転数はセルのそれをはるかに超える回転数です。
もし、セルモーターのピニオンギヤが待機位置まで戻らずエンジンのフライホイールと噛み合ったままだとすると・・・・セルがエンジンに回されている状態がずっと続くことになってしまいます。
セルモーターはエンジンの回転に耐えられるものではありません。
焼き付きなどの原因になってしまいます。
やはり取り外したセルモーターのギヤ軸は動きが悪かったです。
セルーモーターを良品と交換しました!!
今回も節約ポイントは新品パーツを使用せずにリビルド品を使用して修理したことですね^^
リビルド品・・内部の消耗部品などを交換してある品物です。新品より安価で手に入りますし部品時間も短縮できるし節約するにはいい手段です^^
ですが最近はリビルド品にも品質の格差が出てきたように感じます。
中には粗悪なリビルド品もあるようです。手配する際には信頼のおける業者から購入することをお勧めします。
部品交換も終わり作動点検です
セルモーターが勢いよく回りエンジンがかかりました!!^^
が!!!エンジンめっちゃ調子悪いです。!!??
ぶるぶるぶるぶるるるrr
エンジンぶるぶる失火してました。びっくりしました。どうやらエンジンかかる前からこの症状は出ていたようです。
イグニッションコイルを交換して完治です
ありがとうございました^^