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さいたま市の自動車整備 鈑金 板金 塗装 の
オートサービスコヤマです。
当店は国から認証を受けた「特定認証工場」です
こちらのページでは
「オートサービスコヤマで出来る事」や
「日常の仕事」等をアップしていきます、どうぞよろしくお願いします。
お車の事でお悩みがございましたらなんでもお気軽にご相談ください。
その他、簡単な動画もマイペースで上げてます、こちらも合わせてお願いします。
エンジンの異音を一瞬で止める動画(少しお遊び的な者です)
続編 異音の原因とは動画(こっちが本編というかアンサー動画です)ショートなのでお気軽にどうぞ。
それでは本題です。
今回のご依頼は
「エンジンがウルサイ」
「ハンドルがブルブルする」
という症状です。
それでは見ていきます。
試運転してみたところ・・・・
まさにお客さまのおっしゃる通りの症状でした。
エンジンもウルサイしハンドルもブルブルしています。
ですが、「エンジンの異音」とはちょっと違う感じです。
「異音というよりもエンジンの振動でボディが共振しブーーンとボディが響いている音」
と
「その振動がハンドルにも伝わってブルブルしている」
という感じです。
そのあたりも踏まえて点検していきます。
ヴィッツ、パッソでよく見かける整備ですね。
エンジンマウントが劣化でエンジンの振動を吸収し切れていないようです。
エンジンマウントがつぶれてしまっています。
部品検索してみると、品番が変わった経緯があるようです。
詳しくは知りませんが部品の品番が変わっている場合は何か改良された部品になっている事が多いようです。
この部品も何か改良されているのかな?改良されているって事は・・・・
それでは作業を進めていきます。
エンジンマウンとはその名の通り、エンジンを支えている物です。
その支えている物を交換するということは、部品を外している間別の物でエンジンを支えていなければエンジンは落っこちてしまいます。
エンジンはかなりの重量物ですので容易ではありません。
交換にはしっかりとした準備が必要です。
ここは事故防止のためにも時間をかけて準備します。
もしDIYでエンジンマウントを交換される方は本当に注意してくださいね。
- これがメインのマウントです
- こちらが新品です
外しましたので
新旧比較してみます
- 新
- 旧
画像の中央部、ギザギザになっているところ。 新品は隙間なくピタッとしていますが、旧品は下がってしまい隙間が空いています。無負荷でこの状態ですからエンジンを支えている時は下端まで下がっていました。
このマウントからエンジンの振動がボディへ伝わっていたようです。
次は反対側のマウントです。
- ミッション側のマウント
- 新旧比較です
これも右側の新品と比べると
左側の旧品は中央部の「への字」の穴のつぶれ具合から劣化度合いがうかがえます。
次はエンジン下部のマウントを交換です。すみません画像撮り忘れました。
これでエンジンの振動がもろにボディへ伝わることは防げると思います。
今回はもうひと手間加えます。
エンジンの振動をボディへ伝わるのを防ぐ整備をしました。
この作業に次は「エンジンの振動を小さくする」という作業をしていきます。
この作業をすることでさらに振動は抑えられ静かな車に近づけると思います。
こちらのお車を試運転したときにアイドリング時のエンジンの回転数が低いと感じていました。
回転すが低いと振動が大きくなる傾向がありますので、正規の回転数に近づける作業をしていきます。
ですが、こちらのお車はアイドリングの調整機構はありませんので、経年で汚れているスロットルボディを清掃してアイドリング回転数の復帰を狙います。
- スロットルボディです
- 清掃中です
クリーナーを使用してスロットルボディを清掃していきます。
清掃後はアイドリングも落ち着き安定した回転数になりました。
振動もかなり軽減され更に乗りやすいお車に仕上がったと思います。
ありがとうございました。