埼玉県さいたま市桜区|ムーブ ミラ タント (ダイハツ)の修理・点検・メンテナンス事例(イグニッションコイル交換  プラグ交換)

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少しでも当店の事を知っていただけたら幸いです。

 

ダイハツ 加速不良 エンジンブルブルする 修理です

早速お車を拝見していきたいと思います。

 

その前に別動画のご紹介も

新型アクアの電源取出し動画はここをクリックです

 

ドライブレコーダーのリヤカメラ配線のキレイな取り回し方の動画←クリックです

エンジンの不具合のようです。

主な症状といたしましては

・加速が悪い

・エンジンがブルブル振動する

・信号待ちでエンストしそうになる(エンストする)

です。

今回のお車はメーター内にエンジンの不具合を知らせるチェックランプ警告灯は点灯していませんでした。

 

エンジンを始動すると、いつもよりブルブルと振動が大きいです。元々振動の大きい3気筒エンジンですが振動の大きさは正常範囲を超えています。

吹け上りもバタバタバタバタとスムーズではありません。

当然加速も悪くスピードが出るまで時間がかかります。

早速エンジンを点検していきます

 

今回はチェックランプの点灯はなくコンピュータ上のエラーが出ているとは考えにくく外部診断機は使用せずに直接エンジン部の点検から作業をはじめました

 

3気筒エンジンの特定のシリンダーが機能していないような症状ですので、各シリンダーのプラグを外して点検していきます。

プラグの状態で燃焼状態をある程度把握することが目的です。

 

外したプラグがこちらです

 

もうとうに使用限度を過ぎているプラグでした。

 

ですがよーーーく見てみると一番左のプラグには煤のようなものが多くついています。

左のプラグが付いていたのは1番シリンダーです

 

一番シリンダーの燃焼状態が悪いのかもしれません

 

点検を進めると1番シリンダーについている イグニッションコイルの不具合が判明しました。

 

イグニッションコイルとはプラグに火花を飛ばすための機械です。

この部品が故障するとプラグから火花が出なくなりブルブル振動が出たり加速不良の原因になります。

 

 

 

 

 

これがイグニッションコイルです。

 

この部品の交換と、使用限度を過ぎているプラグも交換することをご提案しました。

新旧プラグを見比べてみてください。先端の電極部分の磨耗具合がわかると思います。

新しいプラグ
古いプラグ

交換後はエンジンの嫌なブルブルも加速不良もなくキレイに吹けあがるエンジンになりました^^

 

やっぱりきれいに回るエンジンは気持ちいいですね^^

ありがとうございました。

 

※※今回の整備について

点火方式がダイレクトイグニッションになって20年くらいたちますかね。そんなエンジンの故障の中ではとてもポピュラーな故障です。

旧型のディストリビューターが付いている車はこのイグニッションコイルは1台に1個が主流でしたがダイレクトイグニッション車は一台に3個~6個(多いものだと8個それ以上も)もついています。

性能向上のためですが部品点数が増えれば故障のリスクも増えるということでしょうか?旧型車に比べて交換比率が高いように感じます

この故障の特徴として「ほぼ前触れなく発症する」のが嫌なところであります。

仮に車検整備をして異常なく快調だったお車がお客様に納車した翌日に発症することもあるのです。そんな事になった時のばつの悪さと言ったら。

原因探求作業という視点から見ると各シリンダーに1つずつイグニッションコイルが付いているおかげで、旧型のディストリビューターが付いてる車より故障診断が格段にしやすくなったと思います。