埼玉県さいたま市桜区|インサイト(ホンダ)の修理・点検・メンテナンス事例(IMA異常 その3 ハイブリッドシステム故障 水没 雨漏れ)

IMA異常 その3です。

 

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お世話になっております。

さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント

国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ です。

 

「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。

ハイブリッド車の整備 ハイブリッドシステム故障修理 です

ハイブリッド車整備に欠かせない低圧電気取扱特別教育受講済みです。

 

インスタでは事例に載らない動画等あげてます

 

その他整備動画などはここをクリックです

 

ハイブリッド車の整備事例です。

ハイブリッド車もいろいろな車種がありますが、今回はホンダ インサイト ストロングハイブリッドと呼ばれる部類の車種ですね。

症状は「IMAシステム警告点灯」です。

 

浸水が原因でIMA異常になりバッテリー交換です。

ですが、なぜ車内に水が溜まるのか不明です。

今回は「原因の原因」を探っていく作業です。

 

トランクルームへ水の侵入経路を探っていきます。

 

・後部座席よりも後ろ

・内張を濡らすことなく水が溜まる

・床下からの浸水はない

 

考えられる原因としては「雨漏り」でしょうか。

 

雨漏りは住宅などでも起きる事例ですが車でも起こる事例です。

原因究明は住宅より楽そうですが、やはり時間はかかりますね。

 

 

 

目視と水かけテストで探っていきます。

ホースでボディ全体に水をかけていきます。

 

もし室内に水が溜まったいけば雨漏れ確定で漏れ箇所を探っていきます。

雨漏り待ちです。

数分後  おや??
水滴発見です

 

水かけテスト 丁度トランク付近に水かけをして数分後、室内に水滴が出てきました。

 

雨漏りの場合この再現が出来ると故障探求までの道のりが大きく前進するのです。

水滴の経路をたどっていけば漏れ箇所にたどり着けます。

水はこのラインでトランクルーム床下に流れていきました。

このルートなら後部座席の内張も濡れずにトランクルームのみに水は溜まっていきますね。

 

次は水の侵入箇所を探していきます。

 

 

この画像の右上
このゴムのジャバラ部分

トランクを開けた部分 

トランク内部とボディをつなぐ配線部分 

ボディー側のゴムがキチンとボディーにハマっていません。

 

ピンポイントで水をかけると室内に水が垂れます。

侵入箇所はここで間違いないようです。

ボディーとの勘合部
枯葉や泥土が詰まっています

ボディーとの勘合部がキチンとハマっておらずに水と一緒に流された枯葉や泥土が堆積しています。

堆積していた量や汚れ具合から、かなり前からこのような状態だったのではないかと推測されます。

 

あの雨漏りのスピードであそこまでトランクルームに溜まったのですからかなり長い時間かかって溜まったのでしょう。

勘合部をキレイに清掃して

長期のゴムの変形やクセ付きもあるので勘合部にシールパッキンを付けて組み込みました。

 

トランク右側の配線だけでなく念の為左側もシールパッキンで組付けた後に水かけテスト実施です

 

以後は雨漏りは確認されず^^ よかったよかった^^

 

原因も判明したので、リサイクルバッテリーの取付て

OBD2をつないで数値やエラーの確認です。

異常なし
異常なし

異常なしです。

 

今回は診断に数日かかってしまいました。お客様もお待たせしてしまったのに都度 快く対応してくださり診断にも意欲がわきました

この度は誠にありがとうございました。

 

 

※※※今回の修理、整備について※※※

今回の入庫理由は「IMA異常」でしたが、「IMA異常」は雨漏れが引き起こした二次的な故障であり、当たり前ですがバッテリ交換で「IMA異常」は直ったので修理完了とするのではなく、その原因である雨漏れまで直して修理完了だと思います。

 

作業開始時はIMA系統の故障診断ですすめていきましたが、途中から雨漏りの故障診断へと修理対象が変わっていきました。

このように作業途中で入庫理由の作業対象とは別の作業対象に変わることはよくあることなのですが、

「ハイブリッドシステム」という先進技術の塊のようなハイテクな修理対象から

「雨漏り」というなんともローテクな修理対象へスイッチがまるで時代を逆流しているような感じがして作業をしていてとても楽しかったです。

 

 

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