お世話になっております。
さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマです。
「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。
ハイエース ブレーキフルード 漏れ 修理 です
※本記事に行く前に お知らせです^^
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ここをクリックです^^いんすた
- メーター内に赤い警告等
- ブレーキフルード量の点県を
お客様よりご連絡「メーターの中に警告灯がついてる。ブレーキの効きも悪い」
ご近所の方でしたので、すぐに向かいました。
お仕事車のハイエースです。現車を拝見させていただくとその通り
警告灯は点灯していてブレーキもずいぶんと効きが悪い状態でした。
ボンネット内のフルード量を点検 かなり減っているようです
LOWレベルまで減っています。
(ブレーキフルードはブレーキの効きに影響するとても大事なパーツです、このお車にはフルード量が減っていると警告灯が点灯しドライバーに異常を知らせる機能が備わっています)
何らかの原因でブレーキフルードが減少し警告灯が点灯したようですね。
この状態では使用することが出来ませんので、そのままご入庫していただきました。
- リフトアップして点検
- ブレーキ点検
現地で、粗方の目安はつけておきましたが、そのほかにも異常がないか点検します。
リフトアップして点検です。
ブレーキフルードが著しく減る ということは
どこかから漏れている 可能性が高いです。
その漏れの個所を探していきます、漏れは一か所だけとは限りませんので全体的に点検を進めます。
こちらのお車は走行15万KMオーバーのお車で、これからも毎日お仕事でお使いになるお車です
そのことも鑑みて最適な修理の範囲や内容をご提案します。
- フロントブレーキ点検
- ドラムブレーキ点検
フロント リヤともにブレーキに漏れは見受けられませんでした。動作もシュー及びパッドの残量も良好です。
次は現地で目を付けておいた部分の点検です。
- スペアタイヤの前
- デフ付近のこの部品
デフの上部 ボディの底面に取り付けられている部品です。
現地で下回りを覗き込んだ時に何か漏れているように見えた部品。
スペアタイヤも一部何か液体が飛び散ったような跡がありました。
こちらの部品は プロポーショニングバルブ
この中はブレーキフルードで満たされていて、車の姿勢に応じてブレーキの制動力を制御するパーツです。
この部品からブレーキフルードが漏れていました。
お客様はお仕事で明日にはお車を使用したいとのこと。
部品を調達して何とかお仕事に間に合わせたいです。
- 漏れてますね
- パイプは固くしまっています
取引先の部品商さんのご協力のあり無事に部品が間に合いました^^
ブレーキフルードの通り道のブレーキパイプを緩める作業の時は注意が必要です。
新車組付け工程かどうかわかりませんが、パイプの締め付けが異常に固いものがあったりします。
フルードが漏れないように固く締めているのでしょうが、時々締めすぎな個体に出くわすことがあります。
通常このようなパイプラインの脱着はパイプを緩めて外し新しい部品にパイプを取り付けるときに構造上ある程度パイプの修正をして組付けるのです。
ですが、締めすぎていて何が問題かというと外したパイプが修正不可なほど変形していることがあるんです。
そうなってしまうとパイプを新品に交換で対応することになります。
普段でしたら、緩めてダメだったらパイプ新品かなー?などと考えながら作業を進めますが今回は時間の都合がありましたので、パイプ交換は出来るだけ避けたい作業でした。(パイプパーツ納期的に間に合わない)
今回の作業ではパイプ交換はしないで済みました^^
- ロッド取り外す前に
- 測定しておいた長さに
プロポーショニングバルブの組付けで大事な部分です。
ロッドの調整です。
お車の姿勢に最適な制動力に調整するために最適な調整をして組付けます。
- エア抜き
- 組付け後漏れ点検
組付け後ブレーキフルードのエア抜きをして
漏れを点検。
完成です^^
部品商さんの協力もあり
ご入庫の当日に完成してご納車できました。ありがとうございました。
---振り返ってみて---
スムーズに進められたのはお客様の初動の早さだったと思います。
今回の故障、前触れもなく発症した事例です。自宅の駐車場で症状に気が付いたのですぐに対応、入庫、修理とスムーズに行えましたが
これが出先で気が付いたら、、と思うとここまでスムーズに対応できなかったのではないかと思います。
お車をお使いになっているとき、「あれ?なんか?変だな?」
と感じたらすぐにかかりつけの車屋さんに相談してみてはいかがでしょうか。
(今回のような事例は重めの症状であり、あまりないケースですので必要以上に心配することはないと思います)
ありがとうございました 柏木