さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
の認証工場のオートサービスコヤマ です。
「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。
ATF交換 です^^正確にはDCTフルードというべきでしょうか。今回は使用フルードがATFでしたのでわかりやすくATF交換と表記させていただきます。
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今回のお車はFIT ハイブリッド GP5 です^^
DCT7速ミッション搭載の俗にいうストロングハイブリッドタイプのお車ですね。
DCT乗り味も斬新で加速はいいです。燃費も前モデルに比べてずいぶん変わった印象です。
2014年のこちらのお車は走行距離16万キロオーバーのお車です
毎日ガンガン走ってくれています^^
ですが最近は長距離走った後などの発進時のジャダー?が出るようです。
長時間走行後に発症し、しかも発症にムラがあるため再現が難しく今回当店で入庫中に現象を確認できませんでした。
DCT搭載の他車種でもジャダーが出やすい印象がありますね。
今回はジャダー修理というよりも走行距離によるメンテナンス的な意味でフルードを交換していきます。
(量が不足していたりすれば別ですが、ATF交換やCVTF交換は不具合がでた後に交換しても改善されることはまず期待できないです。)
特にDCTの場合はジャダーの原因はフルード系よりもクラッチ系の方が疑わしいのでなおさらです。
- 下からの画像です
- 抜いていきます
早速、フルードを抜いていきます。
ドレンボルトではなく樹脂製のドレンキャップを外して抜いてきます。
かなり汚れていますね。
トレイにの中にあるのはドレンキャップとストレーナーです。
樹脂製品ですので劣化も考慮して今回はすべて交換します。
- ストレーナー
- 新旧比較です
ストレーナーに摩耗粉が付着しているのがわかります。
左が新しいストレーナーです。キレイですね^^
古いフルードが抜けましたら新しいフルードを補充していきます。
この後複数回抜き補充するのでまだ新しいストレーナーは使用せず古いものをパーツクリーナーできれいにしてから取付ます。
今回使用するのはホンダ純正ATF DW-1 です。
前モデルのFITやフリードなどで使用しているHMMFとは全く違うものです。
ミッションのシステムが全く違うので要求される性能が全く違うんですね。GP5にはATF DW-1 です。因みにアイシンのATFはGP5には適合していませんでした。
当店には圧送ATFチェンジャーがありますが、抜き替え作業の時はチェンジャーは使用せず あえて漏斗でゆっくりと補充していきます。
抜けた分を補充してエンジン始動、ミッション内部をフルードを循環させます。
二回目の抜き作業です。
一回目よりフルードの色が明るくなりましたね^^
先ほどキレイにして取り付けたストレーナーにまた摩耗粉が確認できました。
この後もう一度抜き替えをしました。
最後にフルード量をミッション側面のオーバーフローボルトにて調整してロードテストを行いました。
乗った感じの加速感はとてもスムーズになりました。
が、やはりジャダーは確認できませんでしたので効果があったのかはわかりません。
お客様も症状に強く違和感を感じているようでもなさそうでしたので今回はこれで様子を見ていただきます。もし違和感を強く感じるようでしたら発症する距離や時間などもう少し深く問診する必要があるかもしれません。今後も注意深く対応していこうと思います。