さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマです。
「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。
車検整備ってどんな作業をしているのかご紹介です
車検整備って作業項目が沢山あります。一つの記事では書ききれないのでいくつかに分けてご紹介していきたいと思います。
今回ピックアップするのはブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換です。
ベース車は大人気のホンダ N-BOX カスタム ホンダセンシング車 です。
インスタグラムもやってます^^
こちらのお車はブレーキフルード交換時に少し注意することがございます。
この年式からでしょうか、フルードタンクこんな注意書きがございました。
- エンジンルーム内
- コーションラベルあり
タンクのコーションラベルには
「エア抜き時 IG OFF厳守」
と記載されていましたので、IG-OFFで作業を進めます。
ABS アイドリングストップ ASV などブレーキの制御に関わる装備が多くついているお車ですので、IG-OFFしてそれらの制御がエア抜き作業に介入してくるのを避けるためでしょうか。
今回は通常のエア抜き作業ですが、ハイブリッド車やその他車種では作業工程が大きく違うこともございます。そちらの車種の作業事例はまおいおい追加していきたいと思います。
フルードの状態を確認します。
タンクのキャップを開ける前にキャップ周辺を清掃します。
ゴミ、ホコリの侵入を防ぐ基本作業です。
- 3年使用したブレーキフルード
- ストレーナ外して
こちらの車両は2018年式
走行13000㎞です。
決してシビアコンディションとは言えない車両ですが、ブレーキフルードはかなり汚れています(>_<)
車検から車検までまず交換することはないブレーキフルード
車検時にしっかり交換していきたいと思います。
まずはタンク内のフルードを抜き替えつつそこに沈殿した不純物も除去していきます。必要に応じて入れ回作業を複数回繰り返します。
- フェンダーカバーでボディ保護
- 吸出します
ブレーキフルードはボディの塗装を侵す攻撃性がございます。
不意なフルード付着による事故を防ぐためフェンダーカバーでボディを保護します。
フルード交換で注意することの一つですね
タンク内の古いフルードを抜き取り新しいフルードを補充します。
新しいフルードを補充してしばらくすると・・・
- 新しいフルード入れて
- しばらくすると・・・
画像だとわかりにくいですが、
新しいフルードが下がりタンク内の抜ききれなかった古いフルードが上がってくるんです。
比重の関係でしょうか、古いフルードは新しフルードより比重が軽いのでしょうね。
汚れた古いフルードが上がってきたところで古い上澄み部分を吸い取る。
新しいフルード補充する上澄みを吸い取る
を繰り返します。
ここでいう{上澄み}って古いよごれた液なので本来の{上澄み}の意味と違いますよね(笑)
キレイになったらキャリパーやドラムよりフルードを抜いていきます。
タンクより新しいフルードが供給されていきブレーキライン内部全体に新しいフルードを行き渡らせていきます。
- キレイです^^
- キャリパーより抜いていきます
キャリパーよりフルードを抜く際にキャリパーのピストンの状態点検も含めピストンを戻していきます。
キャリパー内のフルード交換の効果を高める為
この後作業するブレーキ分解作業の為などいろいろ理由はあります。
- ピストン戻す前
- ピストン戻した後
抜けてくるフルードがキレイになるまで抜きます。
この時にタンク内のフルードの残量に注意しながら作業します。
タンク内を空にするとそのあとの作業が大変です。
- ドラムブレーキ
- タンク内もキレイになって
後ろのブレーキはドラムブレーキでした。
裏面のブリーダープラグよりフルードを抜いていきます。
この時ピストンの動きを点検しながら抜いていきます。
最後にフルード量を点検して終了です。
- 交換前
- 交換後
とてもきれいになりました^^
気持ちいいですね^^
ブレーキもばっちり効きそう??ですね^^
いえいえ冗談です制動力の違いは体感できるほどないと思います。
フルード交換の本質は「修理」ではなく「整備」なのだと思います。
トラブルを起こす可能性を低くする作業だと思っております。
故障してしまったお車を直すのも大事な仕事
故障させない作業も大事な仕事
と思っております。
ありがとうございました。