さいたま市 桜区で自動車整備、修理、をしているオートサービスコヤマです。当店は国から認証を受けた認証工場です。
ココでは日々の仕事をマイペースでアップしていきたいと思います。
当店の事を少しでもしていただけたら幸いです。
今回は 車検のお話です。
当店では車検もドシドシやっております。
車検に受からなかったお車、
トヨタ ハイラックス の整備のお話です。
中古で出来上がっているカスタムカーを購入したときに注意していただきたい事がございます。
中古で購入したお車は必ずしも車検に合格するお車ではないという事です。ビックリされるかもしれませんが本当の話です。
中古で購入後、一年または二年後に車検時に車検に受からない事を知るドライバーさんが多いです。
コチラのお車は、ほんのり車高を上げてある状態で売っていたお車です。
ドライバーさんは購入後、特にカスタムしておらず、購入したままの状態で初の車検を迎えました。
継続検査で分かった事は、道路運送車両法に適合しない状態である事。
不適合の内容は「直前直左の視界基準」
「直前直左の視界基準」とは
図の青い丸の範囲内に置いた1メートルの高さのポールが運転席から見える事、見えない場合は鏡やカメラモニター等で見えるようにする事
というルールです
1メートルとは5歳のお子様くらいの大きさらしいです。
ハイラックスは純正で助手席側のフェンダー上部にミラーが付いてます。
このミラーで「直前直左」をクリアしているのですが、車高を上げるとこのミラーだけでは間に合わなくなってしまうようです。
この車は車体前部のグリル部分が前にせり出しているデザインです。
助手席側のミラーでは
この位置に置いたポールが見えないんです。
それもそのはずです、どうやら元々この位置のポールはミラーではなくボンネット越しに直視で見るように設計されているらしいです。
グリル中央部辺りから純正ミラーでフォローするようです。
少し車高を上げて(2インチ程度?)しまうと1メートルのポールはボンネットに隠れてしまい直視では見えなくなってしまうのです。
この車は改善、対策が必要な状態ですので車検に受かるように整備していきます。
今回はカメラとモニターを取り付けて直前直左の対策をしていきます。
無事に車検に合格しました。
ありがとうございました。
対策した様子をショート動画にしましたのでご覧ください。
因みに 面白い記事を見つけましたので共有します。
Q.半年後の車検で違法改造により不合格!
この場合、過失は販売店にあるの?
車検が半年残っている車を購入しました。しかし、半年後にユーザー車検に挑戦したところ、違法改造で車検に合格しない事態に。これって、購入した販売店が責任をもって直す義務がありますよね?
A.車検に通らない理由が立証できなければ
販売店の責任は必ずしも追及できない
購入者が違法改造と知らずに車を購入しており、その改造が一見してわかるものでなければ、販売店の『瑕疵担保責任』が適用されると考えられます。この場合、販売店の責任で車検に通る状態に戻す必要があります。
例えば、一般の用途に使う車であれば、マフラーが車検に対応しているか、車高が違法に下がっていないか、スモークフィルムが濃すぎないかなどは、プロである店員が車検に通るかどうかを把握して、通らないようならば事前に告知する義務、また、車検に通る状態で販売する義務があります。
ただし、その次の車検に通らなかった場合に、それをすべて販売店の責任に転嫁できるかというと、そうとは言えない場合もあります。当然のことですが、具体的なケースにより瑕疵に該当するケースと該当しないケースの両方があり、販売店の責任を追及するには、車検に通らなかった理由と販売店の過失に明確な因果関係が必要になります。
例えば、車の全高などは、経年で変わるものではないので、責任を追及することは可能だと思われます。しかし、タイヤの劣化やブレーキの摩耗、ライトが切れるなどの消耗品関係を中心に、経年劣化が原因で車検に通らない場合は、原則として販売店に責任を追及するのは難しいでしょう。