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歪んだ足回りの修理

さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント

国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ カーコンビニ倶楽部ASコヤマです。

 

「オートサービスコヤマでできる事」 や

「日々の仕事」をマイペースでアップしていきたいと思います。

少しでも当店の事を知っていただけたら幸いです。

今回は

「タイヤが傾いてしまったお車の整備です」

です。 

 

 

その前に別動画のご紹介も

フリード ヘッドライトの傷消しと黄ばみくすみ除去の動画

ブレーキパッドが摩耗していることに気が付かなかったお車の整備

 

それでは早速お車の状態を見ていきます。

トップ画をご覧ください

文字のほかに縦に線が二本あります。

青い線に対して白い線がずいぶんとナナメなのがわかると思います。

青い線は車体垂直線

白い線がタイヤ垂直線

です

「タイヤが車体側に倒れている。」 

|→/ こうなっているということです。

必ずしもタイヤは車体に対して垂直でなければならないわけではありませんがこれは倒れすぎです。

 

左右のタイヤを見比べてみます

 

 

左タイヤ
右タイヤ

左のタイヤが内側に倒れているのは間違いないようです。

治具を使ってどれくらいなのか測定します

右タイヤ垂直線の延長が
ボディのどこにあたるのか見ます

 

治具がフェンダーのアーチ部分にあたります。

 

左のタイヤは・・・・
治具が・・・

左のタイヤの治具はフェンダーのアーチ部分をよけて内側に。

 

これで左のタイヤが内側に傾いていることが確実になりました。

 

なぜそんなことになっているのでしょうか?

タイトルにもある通りこちらのお車は左後ろに事故歴があるようです。

 

後ろの足回りはこのような部品です。リヤアクスルという部品です

この両端にブレーキが付いていて、そこにタイヤが付きます。

見てお分かりのようにタイヤの傾きを調整するような機能はなく、一体の物なので、j真ん中の軸部分丸ごと交換になります。かなりの重量物であり交換にはブレーキパイプ外し、ブレーキの分解、組付けが必要になりますので当然「分解整備」になります。

※第三条 法第四十九条第二項 の分解整備とは、次の各号のいずれかに該当するものをいう。 一 原動機を取り外して行う自動車の整備又は改造 二 動力伝達装置のクラッチ(二輪の小型自動車のクラッチを除く。)、トランスミッション、プロペラ・シャフト又はデファレンシャルを取り外して行う自動車の整備又は改造 三 走行装置のフロント・アクスル、前輪独立懸架装置(ストラットを除く。)又はリア・アクスル・シャフトを取り外して行う自動車(二輪の小型自動車を除く。)の整備又は改造 四 かじ取り装置のギヤ・ボックス、リンク装置の連結部又はかじ取りホークを取り外して行う自動車の整備又は改造 五 制動装置のマスタ・シリンダ、バルブ類、ホース、パイプ、倍力装置、ブレーキ・チャンバ、ブレーキ・ドラム(二輪の小型自動車のブレーキ・ドラムを除く。)若しくはディスク・ブレーキのキャリパを取り外し、又は二輪の小型自動車のブレーキ・ライニングを交換するためにブレーキ・シューを取り外して行う自動車の整備又は改造・・・・・などなど

 

分解整備を行うには国から認可を受けた認証工場である必要があります。

 

 

車体からアクスルを外している途中です

ショックを切り離してぶらんとしているのがアクスルです

 

重量物ですのでミッションジャッキを使用してセンサーやパイプなど一つ一つ部品を切り離していきます

交換完了です。ブレーキのエア抜きや サイドブレーキn調整も完了しました。

修理前
修理後

部品の交換後の画像です。

タイヤの傾きも規定値ないになりました。

今回のような「分解整備」をした場合には

作業後に臨時分解記録簿を発行しております。

 

今回も修理費用節約の為リサイクルパーツを使用いたしました。

 

ありがとうございました^^