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国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ カーコンビニ倶楽部ASコヤマです。
「オートサービスコヤマでできる事」 や
「日々の仕事」をマイペースでアップしていきたいと思います。
少しでも当店の事を知っていただけたら幸いです。
ドライブシャフトブーツ効果作業 です
早速お車を拝見していきたいと思います。
その前に別動画のご紹介も
ドライブレコーダーのリヤカメラ配線のキレイな取り回し方の動画←クリックです
「ドライブシャフトブーツ」 お車にお乗りで数年たたれている方は聞いたことがあるかもしれません、足回りの大事な回転部分を「守る」部品です。
その部品はどこについているかというと、タイヤを外した裏側についています。
分かりやすいようにタイヤを外しリフトアップして下側から見てみましょう。
- 下からの画像
- 切れています
ドライブシャフト・ブーツが切れて中のグリスが出ています。
中には「等速ジョイントベアリング」が入っていて、このブーツは等速ジョイントベアリングのグリスの飛散による潤滑不良やゴミや水などの侵入から守っている部品です。
このまま放置すると 走行中の異音や部品の破損にもつながってしまいますし、もちろん車検にも受かりません。
ドライブシャフトは高価な部品です。発見したらすぐに作業をすることをお勧めします。
こちらがドライブシャフト・ブーツの交換部品です。
この部品少し面白いんです。
ドライブシャフト・ブーツは構造上ドライブシャフトをくぐっている筒状の部品なんです。なのでブーツを交換する場合、シャフトを抜いて片方からくぐらせながら取り付けるのですが、ドライブシャフトを抜く作業が思っているほど簡単ではありません。
そこを解決したのがこの部品です。
この部品、筒状ではないんです。筒の一部が切れているんです。
切れている部分からシャフトに被せて切れている部分を接合し最終的に筒状になるっている部品なんです。
なので面倒なシャフトを抜く作業がないんです。
このパーツを使うことで、作業時間とシャフト抜く作業によるリスクを減らすことが出来ます。
作業時間が減るということは工賃も減ります
時間と費用の節約が出来ちゃいますね^^
- シャフトをくぐらせて
- 加熱材で溶着させます
- グリスを注入して
- 完成
キレイに作業完了しました。
今回使用した補修パーツは加熱材を使用するタイプの物でしたがいろいろなタイプの補修パーツがあるようです。
扱いやすさはこの加熱タイプが良いかと思いますね。
ありがとうございました。
※※整備が終わって
今回ご紹介の作業は普段お乗りになっている時に運転手様は気づきにくいタイプの故障だと思います。
ブーツが切れていてもはじめのうちは何の異音もがたつきも出ない事がほとんどです。
この修理車両も別の修理でご入庫した際に発覚し修理させていただきました。まだ異音の発生もなく初期の段階でしたのでブーツの交換だけで済みましたが、別件でのご入庫がなければ異音やがたつきなど深いところまで損傷してからの発見になっていたかもしれません。
そうなると高額な修理になってしまうことが予測されます。
このような「異常を発しない故障」もあるので定期的な点検は大事だなと再確認しました。