お世話になっております。
さいたま市桜区の 修理 板金 鈑金 整備 メンテナンス ペイント
国から認可を受けた認証工場のオートサービスコヤマ カーコンビニ倶楽部ASコヤマです。
「オートサービスコヤマでできる事」 の一つをご紹介いたします。
スズキ エブリィ エアコンが時々効かなくなる 修理です
インスタでは事例に載らない動画等あげてます
早速お車の状態、症状を確認させていただきます。
ご入庫時の問診では、
「普段は普通にエアコン効いているが、少し長く乗っていると、突然エアコンが全く効かなくなる時がある。特に前触れもなく発症し、一度効かなくなるとずっと効かない。 発症前はエアコンの操作はしておらず、突然なる。次の日になるとまた普段通りエアコンは効いている」
でした。
入庫時のお車のエアコンはとてもよく冷えていました。
各部の部品も正常に作動していて不具合はどこにも見当たりません。
さて、何が原因なのでしょうか。
まずは症状の確認をするために
再現させることが重要になってきます。
今回は
「時々効かなくなる時がある」
ですので毎度毎度発症するわけではないようです。
ですが、症状を確認出来ないと故障診断もなかなか進みません。
問診の中に
「少し長く乗っていると」
というヒントがございました。
どうやら発症の条件が「少し長く乗っていると」なのかもしれません。
今回の場合、時間をかけてモニタリングしていくのも、診断方法の一つかもしれませんね
今回はお客様に了承を得て、再現するまでしばらくお時間をいただくことになりました。
- ガス圧マニホールド
- 電源系統
症状は
「時々効かなくなる」
なので、発症時の状態をいつでも確認できるように
お車に検査機材を取り付けながらモニタリングしていきます。
エアコンは調子よく効いています。
まだ効いていますね
※画像はイメージです。症状再現を待っている時ってこんな感じの心境です。
電圧もガス圧も安定していて申し分ありません。
ほかの仕事と並行作業でモニタリングをしていましたが、
結局この日は症状再現しませんでした。
お車にお詳しいかたでしたら、この時点でなんとなくアレかな?
と故障個所に思い当たるパーツがあると思います。
ここまでのモニタリング内容で発症はしていませんが、ある程度の故障個所の範囲は絞れてきましたが、まだ確定ではありませんのでもう少しモニタリングを続けます。
2日目です。
本日も暑い日が続いております。
工場作業場の温度計は37℃です
体温より高いですね汗汗
昨日に引き続きエアコンの状態をモニタリングしていきます。
昨日は作業効率も考慮して作業場内でのモニタリングでしたが、本日はロードテストも取り入れていきます。
実際に車を運転して発症時の状態に近づけてみる作業ですので再現性は高くなります。
ガス圧を計測するマニホールドは取り外して走行できる状態にしておきます。
運転中も快適にエアコンは効いていました・・・・・・・・・
おや?発症したようです。
何の操作もしていないのに、突然風の種類が変わりました。先ほどまでの爽やかな冷風でなく湿った暖かい風に
なりました。
不快な風ですね、風量は落ちる事なく風の温度だけに変化がありました。
原因はコレです。
コンプレッサーのマグネットクラッチ
原因究明出来て良かったです^^
今回の故障原因はマグネットクラッチですが、
お車の年式、使用状況、今後のお車の使用計画など考慮してマグネットクラッチ単品交換ではなく
コンプレッサーとマグネットクラッチのセットでの交換をご提案させていただきました。
交換後はエアコンもずっと快適に作動していました^^
ありがとうございました^^
※※この作業を振り返って ヒトリゴトです※※
お車が走行するのに大事な要素
・走る
・曲がる
・止まる
とあります。
この中にエアコンは入っていません。
私が車に乗り始めた当時はエアコンはまだまだ標準装備ではなくオプションで付けたりエアコン後付けキットなどもまだ見かける時代でしたので「エアコンは贅沢装備」などと言われていました。
今の時代も エアコンは贅沢装備 なのでしょうか?
エアコンの標準装備が当たり前のこの時代
「エアコンは贅沢装備」と考えるよりも「エアコンは快適に運転する為には必要な装備」と考えるのが自然なのかなと思いました。